モーニングアフターピルとは

妊娠を望まない場合にとられる対策として避妊具の使用とともによく知られているものに、経口避妊薬の服用があります。
これは一般にピルと呼ばれているもので、定められたスケジュールに従って女性が常用することで、排卵を抑制する効果をもたらします。
ピルには高用量・中用量・低用量の3種類がありますが、現在では一般にピルと言えば低用量ピルのことを指します。
低用量とは、身体への影響を考慮して効果の失われない範囲で有効成分であるホルモン剤の用量を少なくしているという意味です。
一方、ピルを常用しない人が事後に服用するタイプのピルも存在します。
これを緊急避妊薬、またモーニングアフターピルと呼びます。
モーニングアフターピルとは、何らかの事情で避妊措置を講じることができなかったり、避妊に失敗した(または失敗したと感じた)場合に、緊急避難的に服用するピルです。
ノボノルゲストレルという物質を含有するものが代表的で、日本では長らく未承認薬でしたが、2011年からは産婦人科等で処方を受けることができるようになりました。
なお、保険は適用外です。
ノボノルゲストレルは黄体ホルモン剤の1種で、排卵前であれば排卵を遅らせ、排卵後であれば子宮内膜の増殖を抑えて着床を阻害する働きを持っているとされています。
妊娠を阻止できたか否かは次回月経予定日前後に通常通り出血があるかどうかで分かりますが、人によっては服用後10日前後で月経様の出血を見ることもあります。
モーニングアフターピルで妊娠を回避するための使用方法は次のとおりです。
まず、行為後72時間以内に1回服用します。
続いて1回目の服用から12時間後にもう1回服用します。
服用開始が早ければ早いほど避妊成功率は高まります。